健康経営への取組について

北國銀行の健康経営の考え方

北國銀行では、従業員の健康保持増進が企業理念・北國銀行のブランドに基づく行動の基礎となり、ひいては地域の発展につながるとの考えから健康経営を意識した取組を行なっています。この取組を通じ、従業員が持てる力を最大限発揮できる健康基盤を整えることが、地域に対する付加価値の継続的提供を可能とし、最終的には「地域のクオリティ向上」ひいては「持続可能な社会の実現」につながると考えております。

  • 企業理念

    豊かな明日へ、信頼の架け橋を

    ~ふれあいの輪を拡げ、地域と共に豊かな未来を築きます~

  • 北國銀行のブランド

    北國銀行は、世のため人のために存在し活動する、人々の生活をより良いものにする、より良い社会にするため活動する

北國銀行健康経営宣言の制定

2019年8月に北國銀行健康経営宣言を制定し、当行の企業理念・ブランド実現に密接に結びつく健康経営の指針としています。

北國銀行健康経営宣言

北國銀行は、従業員の健康こそが、企業理念である「豊かな明日へ、信頼の架け橋を」に基づく行動を実現する源泉となり、当行および地域の発展に資することと考え、健康経営に取り組むことを宣言します。

【目指す姿】

従来の銀行業務に加え、様々なビジネス領域への業務軸拡大と顧客起点の発想で、地域のクオリティ向上に貢献することです。

【取組方針】

  1. 健康保持増進への積極的支援

    健康経営担当役員を経営陣より選任し、健康保険組合・従業員組合との連携による従業員の健康保持増進を促進します。

  2. 働きやすい職場環境づくり

    従業員のワークライフバランスを充実させ、公私ともに充実した生活を送ることができる職場環境づくりに努めます。

  3. 健康経営の意識啓蒙

    従業員の健康経営の目的理解を促し、様々な取組を通じた従業員の健康づくりを支援します。

健康経営の主な取組

各種取組を体系化し、銀行・健康保険組合・従業員組合と連携した健康経営の取組を展開しています。

ワークライフバランス
  • ・定時退行を基本とする適正な労働時間での勤務
  • ・時差勤務制度・半日単位休暇取得可能な柔軟な勤務体制実現
  • ・PCログによる適正な労働時間管理
  • ・年次有給休暇の取得目安を提示し、時間外労働・有給休暇取得日数はKPIとして共有
疾病予防
  • ・保健師による健康相談や保健指導の丁寧な実施・オンライン面談の活用
  • ・従業員家族を含めたインフルエンザワクチン接種費用補助
  • ・各種健康セミナー実施、行内インフラでの健康情報発信
  • ・行内インフラでの健診予約・受診状況の見える化による健康診断受診徹底
  • ・コロナ対応における経営トップからの従業員健康最優先の情報発信
  • ・定期健康診断・生活習慣病健診の内容充実・幅広い対象層の受診
メンタルヘルスケア
  • ・ストレスチェックの全職場実施
  • ・メンタルサポート専任者による相談体制、産業医や人事部門との連携による丁寧で迅速な対応
  • ・各種ハラスメントにかかるホットラインや相談窓口の設置
  • ・管理職による全員定期面談および日々の1on1面談によるメンタルダウン予兆把握
運動習慣
  • ・スポーツフェスティバル、ソフトバレー大会、ボウリング大会等スポーツイベントの実施
  • ・ウォーキングキャンペーンの継続的実施およびインセンティブ付与による参加促進
  • ・金沢マラソンなどスポーツイベントへの参加補助
  • ・スポーツ施設の割引・無料利用による運動習慣定着促進
コミュニケーション
  • ・地域活動への参加を通じた地域および従業員間のコミュニケーション充実
  • ・職場内コミュニケーション・コミュニティサークル補助による幅広い従業員の懇親機会創出
環境整備
  • ・健康経営宣言制定および健康づくり責任者を役員より選定し健康経営への取組姿勢明示
  • ・本部食堂の健康管理メニューによる食の健康サポート強化
  • ・敷地内および営業車の全面禁煙
  • ・自治体の育休復帰セミナー、仕事と育児両立セミナーへの参加告知
  • ・経営会議における経営陣との従業員健康課題の定期的共有
  • ・職場アンケートによる職場コミュニケーション、モチベーション状況の把握
健康経営の普及・啓蒙
  • ・行内インフラを活用した従業員のヘルスリテラシー向上
  • ・健康診断や健康関連イベントでの健康経営の意義・目的周知
  • ・当行ホームページ、統合報告書での健康経営情報充実による行内外の健康経営啓蒙
  • オンラインでの保健指導

  • 健康セミナー

  • 地域清掃活動を通じた職場コミュニケーション

健康経営の推進体制

経営陣より健康経営担当役員を選出し経営層の関与を明確にし、銀行・健康保険組合・従業員組合が三者連携して健康経営推進に取り組んでいます。人材開発部が主体となり、産業医・保健師・産業カウンセラーなどの専門家がここに加わることで、取組の実効性を高めています。

健康経営戦略マップ

健康経営で解決したい課題に対し、施策の実施により期待する効果や具体的な取組などのつながりを認識し取り組んでいます。

社会的に認められる健康経営の取組

・当行の健康経営に関する取組が認められ、経済産業省・日本健康会議が実施する健康経営優良法人認定制度において、3年連続で健康経営優良法人(大規模部門)に認定されています。健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実施している法人を顕彰する制度です。2022年3月9日には、優良法人の中でも上位認定であるホワイト500に認定されました。
・2020年5月より石川県から「いしかわ健康経営宣言企業」にも認定されており、地域の健康経営をリードする企業としても取り組んでいます。





各種健康指標と健康への取組について

健康経営に関する各種係数
(2020年度:速報値含)

2010年度 2015年度 2020年度
特定健診受診率
(被扶養者含)
81.0% 85.0% 92.1%
特定保健指導実施率 8.1% 22.9% 71.3%
生活習慣指標 2018年度 2019年度 2020年度
①運動習慣者比率 19.6% 21.4% 20.6%
②睡眠充足者比率 71.3% 72.6% 70.1%
③飲酒習慣者比率 10.8% 10.9% 8.4%
  • ※ ①週2回、1回あたり30分以上の運動を実施している人の割合
  • ※ ②睡眠により十分な休養がとれている人の割合
  • ※ ③頻度が時々または毎日かつ飲酒量が一定以上の人の割合

【健康経営取組の状況】

北國銀行では、断続的に生産性向上に取り組み、適正な労働時間・休暇取得などワークライフバランス面で従業員アンケートにおいて高い満足度を得ております。
最近では、新型コロナウィルス拡大にともない、リモートワークなど場所と時間にとらわれない新たな働き方が広まっており、柔軟な働き方ができるようになった反面、対人接点や運動機会の減少により心身の健康に配慮しなければならない面も認識されるようになりました。
これに対して、従業員が改めて健康を見つめ直し、生活習慣の変化への対応およびヘルスリテラシー向上を図ることが、最終的には従業員のワークエンゲージメントおよび活力の向上を図ることにつながると考えています。
こうした状況をふまえ、北國銀行では以下の指標に注目し健康経営に取り組んでまいります。

【健康経営における重要指標と目安】

目的 項目 目安
家族を含めた健康状態の把握のため 健診受診率
(被扶養者込)
90%以上
積極的な健康維持増進のため 特定保健指導実施率 60%以上
運動習慣・健康知識向上のため 健康イベント参加者数(セミナー・運動) 年間800名
従業員の心身の健康状況把握のため プレゼンティーイズム
(※)
アブセンティーイズム 1%以内
生活習慣の状況把握・PDCAのため
(健康診断問診ベース)
喫煙率 17%未満
運動習慣者比率 20%以上
睡眠充足者比率 70%以上
飲酒習慣者比率 10%未満
  • ※当社基準ABC評価