タイトル:北國銀行 統合報告書2021 ディスクロージャー誌2021.3

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概要

「北國銀行 統合報告書2021 ディスクロージャー誌2021.3」のeBook版です。

トップメッセージ一方であると認識しています。平日はもちろんですが、土曜日、日曜日、祝日における拠点の営業を順次拡大していく予定です。本年3月には七尾支店、内灘支店における休日営業をスタートしました。具体的には、商品サービスのご相談だけでなく、スマートフォンを使用した銀行取引を始めていただく際の、設定方法や使用方法についての個別の説明等も行っております。事前予約制ですが、大変ご好評をいただいております。通常の営業店業務だけでなく、手軽に様々なご相談やご説明を行うことができる体制を強化してまいります。現在、大規模店舗の改修や移転改築の計画を順次進めています。気軽にご来店いただけるよう駐車可能台数を増やすだけでなく1台当たりのスペースを広くとる等の改善を図っています。全店LED照明対応(2021年3月末時点:53.7%)や、ゆっくりとお座りいただいてお話しできるように全席ローカウンター対応を実施してまいりました。(2021年3月末時点:71.0%)これまで以上に相談ブースや応接室コーナーの拡充を実施してまいります。EV車の充電が可能な駐車スペースを増加させ、社用車につきましても順次EV化、ハイブリッド対応を進めていきます。(2021年3月末時点保有車両に占めるEV・HVの割合:9.3%)また、環境と省エネに配慮したネット・ゼロ・エネルギー・ビル(通称ZEB)施策についても展開していく予定です。DX(デジタルトランスフォーメーション)は非常に重要な施策ですが、それに加えGX、いわゆるグリーン・トランスフォーメーションも積極的に推進していきます。連携等の機能を搭載した、お客さまのデジタル化を進めていくためのサービスです。さらに個人のお客さまの利便性が向上するよう機能を追加していく予定です。単なるデジタル化にとどまらず、北國銀行ではデジタルを起点にした全社改革、いわゆるデジタルトランスフォーメーションを急ピッチで進めています。5月にはフルバンキングの金融機関として、日本で初めて、コアバンキングシステムと呼ばれる勘定系システムをパブリッククラウドに移行し、稼働を開始しました。今後はより安いコストと速いスピードでシステムの開発と運用を行うことが可能になります。お客さまへの商品サービスのご提供に様々な点で大きなメリットが期待できます。キャッシュレスについては、Visaデビットカードの発行業務と加盟店業務を始めて5年が経過しました。北國銀行は、地域金融機関では数少ない直接VISAからライセンスを与えられた本会員(プリンシパルメンバー)です。多くのお客さまにご理解いただき、デビッドカードの会員数は24万人を超え、加盟店数は7,000先に近づいてまいりました。北國銀行で扱わせていただくキャッシュレス関連決済額は年間1,000億円近くになりました。今後さらにお客さまのデジタル化、DX、キャッシュレス化をお手伝いするべく、北國銀行グループを挙げてサポートしたいと考えています。2020年10月に組成した「北國DXキャッシュレスファンド(10億円)」についても投資先とのコミュニケーションが順次進んでおり、さらなる進展が期待されています。デジタル化とDX(デジタルトランスフォーメーション)北國銀行では2014年の本店移転を機に行内業務のペーパーレス化、印鑑レス、キャッシュレスを実現しました。2017年以降はお客さま向けのデジタル化を本格的に進めています。2019年9月には本格的な個人向けデジタルバンクである「北國クラウドバンキング」をスタートさせ、スマートフォンやパソコンによる銀行取引の100%カバーを目指して順次機能を追加しています。本年2月にスタートした「HOKKOKULIFE+(北國ライフタス)」も、デビッドカード、北國クラウドバンキング、通帳レス、印鑑レス、家計簿アプリ手数料戦略デジタル化を推進していくうえで、北國銀行の手数料戦略をより明確にしてお客さまのご理解をいただきたいと考えています。現在、新しい法人向けインターネットバンキングの開発を進めております。ご提供できるシステムは、インターネットバンキングというより法人向けのデジタルバンクであり、経理部門の方が銀行窓口にご来店いただく必要がなくなることを目指しています。お取引いただく法人のお客さまの金融インフラと位置づけています。お客さまにとってデジタルバンクの基盤はもはやなくてはならないものであり、経理事務の生産性向上の切り札だと考えています。14